松屋旅館
伝統的建造物旅館(文化財)
宿泊料(旧館の利用料です)
(文化財特別室)一泊二食 15,750円
(大正期築個室)一泊二食 12,600円から
アメニティ:タオル・浴衣・歯ブラシ
インターネット環境:無し
駐車場:あり
松屋旅館ホームページ
住所:愛媛県西予市宇和町卯之町3丁目218番地
電話:0894-62-0013
支払方法:現金のみ
宇和町卯之町は宇和島街道の宿場町にして・この地域における商工業の中心地である在郷町として発展した町です。幕末には文明開化のさきがけとして、西日本最古の学校といわれる開明学校が開かれるなど文明開化の町として知られています。旧道沿いの中央付近、中町(なかんちょう)の両側には宿場町の遺構である桝形が残され、その前後に渡って古い街並みが残されています。
松屋旅館はこの通りに堂々と構える旧家で、元は商家でした。江戸時代に建てられた文化財の商家は古民家再生でリニューアルされ一般客もかなりお手頃な金額で泊まる事ができます。
ちなみに松屋旅館は町内に2軒ビジネス旅館も経営しており、この松屋旅館も鉄筋コンクリートの新館があるので、伝統的建造物の旧館に泊まる場合はその旨を伝えなくてはいけません。
新館の宿泊料は1室お一人様8,400円です。
門を潜ると玄関まで中庭が続きます。
ちなみに、ナビで訪れた場合、建物の裏側(そちらが表通りで中通りが裏通りなのですが)にはビルの旅館入り口があります。中通り側にも公共駐車場(無料)が宿の前にあるので、そちらからアクセスした方が風情を楽しめます。
旧館部屋(A)窓が少ししかありませんが、通りに出られる勝手口があります。元は商家の土間だった場所です。
中二階に寝室が用意されています。(メゾネット形式)これはめずらしいですね。
隣りの旧館部屋(B)は通りに面して大きな格子窓があります。元は商家の帳場・店舗だった場所です。外へは出られません。
こちらも中二階に寝室が用意されています。(メゾネット形式)窓はありません。
寝室へのアクセスはこの細い階段。途中に槍掛けがありますね。当時は階段が無い隠し部屋で、幕末の志士などをかくまったとか。
昼間は郷土料理の食事処となる広間。ここで夕食をいただきます。(畳の大部屋の場合も)
洗面所、トイレはごらんのようにキレイにリフォームされているので女性の方も安心です。
便座式の他に男性用のトイレもあります。
お風呂は新館のビジネス旅館の大浴場を利用します。
夕食。
もう豪華で食べきれません。出来合いの旅館風というよりは、手作りの民宿のそれに近いです。
1泊2万円以上の価値はあります。
宿の自慢のおつけもの。
ご、ご飯が....
鯛のカマ煮。うまいすぎる。
これ以外にも料理が続きます。
締めは卯之町の家庭料理・郷土料理の「ひゅうがめし」
静岡県や宮崎県にも似たような漁師料理がありますね。「ひゅうが(日向)」は宮崎県の事で、海をはさんだ対岸ですね。
夜の卯之町と松屋旅館。木戸門は21:00で締まってしまいます。
松屋旅館の朝食
文化財の部屋に泊まれてこの価格。ビジネス旅館なので民宿のような家庭的な雰囲気のもてなしですが、非常に気持ちが良く、もう少し近くにあればリピーターになりたい宿の一つです。

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