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2012年08月19日

【山口県の老舗伝建旅館2】萩市・旅館芳和荘

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旅館 芳和荘

元遊郭・伝建旅館(指定文化財)

宿泊料
素泊まりのみ 4,000円

アメニティ:タオルのみ
     (浴衣・歯ブラシは無し)

インターネット環境:なし

駐車場:あり
URL :旅館 芳和荘(参考)萩温泉旅館協同組合

住所:山口県萩市東浜崎2区1
電話:0838-25-3470


予約方法:電話 0838-25-3470 もしくは

<楽天トラベル>旅館 芳和荘で予約。(詳細もこちらを参照してください)

支払方法:現金のみ

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JR山陰本線で萩に訪れる場合、駅は「萩駅」と「東萩駅」の2つがありますが、萩市の玄関口となる駅は「東萩駅」。元遊郭の文化財指定、伝統的建造物旅館である「旅館 芳和荘」はこの東萩駅から徒歩10分ほど。阿武川を渡り、風情ある新堀川沿いにひっそりと建っています。旅館のある浜崎町は毛利家長州藩36万石の城下町萩の北東部にある港町で、海の玄関口でもあり多くの廻船問屋や藩の倉庫が建ち並んだ場所でもあります。現在は重要伝統的建造物保存地区(重伝建)に指定されています。

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旅館 芳和荘は大正11年(1922)の築と言われすでに100年近い歴史を持ちます。この地区は低湿地帯を埋め立てた新地で、遊郭がこの地に移転成立したのが明治34年(1911)。大正時代に建てられた元遊郭の屋号は「梅木」といい、その後経営者が変わって現在の旅館につながります。

当初は料理旅館として経営されていましたが、時代の流れと共に商人宿(ビジネス旅館)に転換、現在宿を一人で切り盛りする当主のお母さんが家庭的な料理を提供していたそうですが、すでに他界してしまった今、素泊まりのみの対応となっているそうです。

周辺にはファミレスやコンビニ、飲食店街もあり食事に不自由する事はありません。

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木造寄棟二階の大規模建造物で、中央に中庭を要して「ロ」の字型の造りとなっています。

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ピカピカに磨き上げられた床と手すりにまず驚きます。まるで禅寺のようです。
ただし回廊の床はところどころで、たわみ沈みます。
今の時代に厳しい経営に加えて指定文化財なので、簡単に手を加えられないのでしょう。

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2階は吹き放ちの回廊で、中庭に面した欄干には1枚、1枚異なる「ひらがな」を意匠した板を1枚1枚はめ込んでいます。

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2階の洗面所。隣りにトイレがあります。トイレは洋式と和式がありますが、いずれも水洗ではありません。(昔ながらのボットン便所)ただし、清掃は隅々まで徹底して行われていて、設備は昔ながらも極めて清潔感が保たれています。一人で切り盛りするご主人の気質、性格でしょうか?

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お風呂は岩風呂ですが、ちょっと一昔前のラブホテル的な印象でもあります。ここも極めて清掃が行き届いています。
アメニティはこのお風呂場にあるタオルだけとなります。浴衣等はありません。

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今回は一人で泊まったので、3畳半+板の間の部屋でしたが、もう少し広い部屋もいくつかあります。
ドア(というか出入口)は引き戸の襖です。内庭は吹きさらしですが、台風や横殴りの雨の日はどうなるのでしょうか?

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いずれにしても、おそらく宿としての経営は現在のご主人限りだと思われます。
歴史的建造物である旅館に泊まることができるのも、そう長くは無いかも知れません。

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アメニティや設備的には抵抗がある方もいるかも知れませんが、まるで映画のセットのような建物に泊まる事。それだけでも意義があり、また学ぶ事が多くあります。
もしそういった事に旅情を感じられる方であれば、萩に訪れた際は、是非に泊まっていただきたいものです。


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posted by 太泉八雲 at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 山陰山陽の老舗伝建宿
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