キラキラ号は格安運賃で全国へ路線を展開している(株)ロータリーエアーサービスが運行する高速バスです。
新宿から草津温泉まで定期運行している路線高速バスはJRバス関東「上州ゆけむり号」とこの「キラキラ号421便・422便」の2社だけです。
キラキラ号は新宿の前に、横浜から出発しますので神奈川方面から草津温泉へ行く方にはこの便しかありません。
ただし、練馬区に住んでいる私は、練馬区役所前に停車する、JRバス関東「上州ゆけむり号」が便利なのですが、「キラキラ号」は新宿を出た後はすぐに高速道路に乗ってしまうので、途中練馬には停車しません。
よって新宿まで一旦でなければならないのですが、乗車場所が新宿駅から少し離れた工学院大学前からとなります。
また、東京から草津温泉までのルートも2社で違います。JRバス関東「上州ゆけむり号」は関越道の渋川伊香保ICで下りて、渋川駅・伊香保温泉を経由し、吾妻川沿いを走って川原湯温泉や四万温泉の玄関口・中之条を経由して国道145号線を走り約4時間かけて草津温泉に到着します。
一方「キラキラ号」は関越道から上信越道に入り、軽井沢のアウトレットパークや中軽井沢の星野温泉を経由して、浅間山東麓の山々を越えて、約5時間で草津温泉を目指します。このようにルートがまるで違うので、今回は行きと帰りでそれぞれの路線を変えてみたのです。
ただし、キラキラ号は1日1便のみ。JRバス関東「上州ゆけむり号」はたくさん便があります。
今回乗ったバスは、1世代前の三菱エアロクイーンUでした。スーパーハイデッカーで展望は良く、また偶然にも最前列の席で、低運転台の為に前方の見晴らしも抜群。
型落ちのバスですが、内装はリニューアルされていました。キラキラバスは全ての路線が4列シートですが、シートピッチを少し広げて足もとが楽になっています。
キラキラ号421便は、横浜を8:00に出発し、新宿工学院大学前には8:50ごろ到着。乗車手続きを終え、定刻の9:10に新宿を出発。
新宿からは山手通りに出た後、地下を走る首都高速中央環状線に乗り、首都高速5号線、外環自動車道を経由して大泉JCTから関越道に入ります。新宿を出てすぐに高速に乗るので、渋滞がなければ快適です。
藤岡JCT手前の上里サービスエリアに11:00ごろ到着して約30分ほどの休憩。
上信越道に入り、道はどんどん標高を上げて行きます。碓氷峠を越えるとすぐに軽井沢IC。最初の停車駅に着いた感じですが、軽井沢ICはかなり町外れの山の中にあるので、市街地にでるまでに30分。軽井沢アウトレットに到着したのは11:40ごろです。
さて、ここから浅間山東麓の雄大な自然の中を抜けて、草津温泉を目指します。途中に停まるのは中軽井沢の星野温泉のみ。あの有名なホテル再建のプロフェッショナル・星野リゾートのお膝元。
国道146号線はカーブの続く峠を登っていきます。「峠の茶屋」まで来たらしばらくは緩やかな浅間山東麓傾斜地。しばらく走って群馬県に入ります。広大な入植地を抜けて、最後の一山を越えると宿場町の面影が残る羽根尾に出ます。羽根尾は今も昔も街道の交差する交通の要衝。ここまで来たら草津は目と鼻の先です。
この先大津交差点からは国道292号線でひたすら山を登ります。吾妻川を登ってきたJRバス「上州ゆけむり号」もここで合流します。
あと30分くらいですが、バスに乗っていても分かるほど急峻な山道をバスはエンジンを唸らせ低速ギアで登っていきます。本当に草津は山の中ですね。徐々に硫黄に匂いが漂ってきます。草津運動公園の道の駅が見えて来たら、あと少し。
「ようこそ草津温泉」のゲートを潜り、メイン商店街の狭く急な坂を下っていくと、終点の草津バスターミナルに到着です。
草津バスターミナルは草津町役場と一体になっていて、JRでは「草津温泉駅」と呼びます。国鉄時代は「上州草津駅」といいました。みどりの窓口もあります。
ちなみに、上り新宿・横浜行きのキラキラ号422便は14:10に草津温泉を出発して、新宿には夜の19:00、横浜には20:00に到着します。
片道2,500円
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